教務スタッフ

医歯薬専門予備校インフィア　講師 山田 重樹

受験生を襲う｢予言の自己成就｣という悪循環。

そのような受験生たちには、一つの共通する特徴があります。それは｢自信がない｣ということです。いろいろと話を聞いてみますと、｢ダメだな､おまえは｣という言葉をどこかで投げかけられているようです。友人､先生､時には親や兄弟からも…。実際、生徒も、学校のテストや模擬テストで低い評価を得ています。そうすると、周りの人々も､｢やっぱりダメだな、おまえは｣と、自己の評価が正しかったことを確信します。そして、生徒自身も､そのように確信してしまうのです。こうして｢予言の自己成就｣という恐ろしい悪循環が発動してしまうのです。

今も昔も厳しい受験環境。

私は、大学で34年、予備校で40年以上講師を務めてまいりました。｢大学全入時代｣とは言われておりますが、難関校といわれるところは依然厳しい競争が見られます。とりわけ、医歯薬系大学では激烈な競争となっております。このような医歯薬系大学を目指す受験生たちを取り巻く状況は、今も昔も変わりないように思います。